ハリウッド観光に外せない名スポット

ハリウッド観光に外せない名スポット

ロサンゼルスの一大観光名所、ハリウッド。アカデミー賞の舞台となるシアターやショッピングセンターといった都会的な見どころから、プラネタリウムやハイキングを楽しめる自然豊かなスポットまで、多種多様な見どころが集まっている。そんなエンターテイメントの聖地であるハリウッドの見どころをご紹介!

 

アカデミー賞の舞台
「DOLBY THEATRE(ドルビー・シアター)」

ハリウッドといえば、まずはここ! 誰もが一度はテレビで目にしたことがある、アカデミー賞授賞式の会場だ。以前は「コダック・シアター」として親しまれていたが、2012年にコダックが破産法の適用を申請し、代わってドルビー・ラボラトリーズが命名権を獲得した。内部は座席数3400席を誇り、世界最高性能のスピーカーを備えている。

ここではアカデミー賞授賞式のほか、映画のプレミア上映やコンサートなど、年間を通してさまざまなイベントが開催されている。普段は内部に入ることはできないが、30分間の見学ツアー(大人23ドル)に参加すればシアター内部や舞台裏などを見ることができる。ドルビー・シアターのBOX OFFICEででチケットを購入できるので、この世界最高峰といえる劇場をぜひ一度は見ておこう。

複合エンターテインメント施設
「Hollywood & Highland(ハリウッド&ハイランド)」

ドルビー・シアターと併設されているのが、ハリウッドのランドマークとなっている複合エンターテインメント施設「ハリウッド&ハイランド」。多数のブランドショップが出店しており、ショッピングを楽しめるほか、レストランや劇場、ナイトクラブ、ホテルまであり、観光の拠点となるスポットだ。

施設中央には噴水広場があり、天気が良ければテラスでのんびりするのもおすすめ。また、背後にそびえる古代文明風のデザイン「バビロンの門」からは、あの有名な「HOLLYWOOD」サインを見ることができ、撮影スポットにもなっている。

数々のプレミアを上映してきた
「TCLチャイニーズ・シアター(TCL Chinese Theatre)」

ドルビーシアターなどと隣接しているこの中華風のひときわ目立つ建物が、「TCLチャイニーズ・シアター」。プレミア上映や数々の式典などに使用されてほか、過去には3回アカデミー賞の授賞式が開催されたこともあるのだとか。アメリカで3番目に大きいといわれるスクリーンがあり、IMAXオーディトリアムは世界最大。ここでは通常の映画上映も行われている。通常の映画館よりもチケット代は高いけれど、豪華な内装は一見の価値あり! 映画が見られなくても、内部を見学できるツアーも実施されている。

また、もう一つの見どころが、劇場前の広場にびっしりと並んだハリウッドスターのサインと手形・足形。トム・ハンクス、ウィル・スミス、ブラッド・ピットなどの俳優から『スター・ウォーズ』のC-3POやR2−D2まで、さまざまな手形・足形がある。お気に入りのスターの手形を探して記念撮影しよう。

 

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星形タイルが歩道に埋め込まれた
「ウォーク・オブ・フェイム(Walk Of Fame)」

ハリウッド&ハイランドの前に位置するHollywood Boulevardというストリートに星形のタイルが埋め込まれた「ウォーク・オブ・フェイム」。タイルにはさまざま分野で活躍した有名人たちの名前が掘られており、その数は現在も増え続けている。タイルに刻まれたシンボルには5種類あり、映画業界、テレビ業界、音楽業界、ラジオ業界、舞台・演劇業界の5つの分野を示しているそう。

今も活躍している現役スターの名前もあれば、伝説のスターやミッキーマウスの名前も。約5キロと広範囲にわたるため、お目当ての名前を探すのも一苦労。時間があれば、のんびり散策しながら一つひとつ見て回ってみて。運が良ければ、星形タイルを新たに刻む職人の作業現場に立ち会えるかもしれない。

 

プレートの作成作業をしている人に遭遇

 

蝋人形の館
「Madame Tussauds Hollywood(マダム・タッソー・ハリウッド)」

2009年にオープンした蝋人形のミュージアム。映画スターやスポーツ選手、歌手、映画のキャラクターなどさまざまなジャンルの蝋人形作品が展示されており、細かいところまで作り込まれているのでかなりリアル。作品と一緒に写真を撮れば、有名スターとツーショットを撮れたような気分になれてしまう。

ちなみに、マダム・タッソーの蝋人形館から徒歩5分くらいのところにある「Hollywood Wax Museum(ハリウッド蝋人形館)」では映画の有名なシーンが蝋人形で再現されているので、あわせて立ち寄ってみよう。

 

ハリウッドといえばこれ!
「HOLLYWOOD」サイン

ハリウッドに来たなら必ず見ておきたい「HOLLYWOOD」サイン。サインが見えるスポットはいくつかあり、町なかから見るなら「ハリウッド&ハイランド」がおすすめ。もっとフォトジェニックなスポットに行きたいなら、ここから東へ車で10分(徒歩30分)ほどの所にあるBeachwood Driveという通りへ。少し北へ歩いていくと、ヤシの木の間からサインを見られるスポットもある。また、中心街から少し離れたグリフィス・パークにある「グリフィス天文台」へ行けば、ほぼ同じ高さからサインを眺めることも可能。

さらに間近で見たい場合、トレッキングしてサインのある場所まで登ることができる。ルートはいくつかあるが、サンセット・ランチ・ハリウッドという乗馬体験ができる施設の辺りを通っていくのが分かりやすくておすすめ。1時間ほど歩くとサインの裏側にたどり着き、サイン越しにロサンゼルスの町を一望することができる。車で行くことはできないので、体力に自信のある方はハイキングがてら行ってみよう。

 

絶景スポットや映画のロケ地にも!
「グリフィス天文台(Griffith Observatory)」

町の中心部から東へ車で30分ほど行ったGriffith Parkという広い公園の高台にあるのが、「グリフィス天文台」。ジェームス・ディーン主演の映画『理由なき反抗』や、最近ではアカデミー賞6部門を受賞した『ラ・ラ・ランド』など、数々の映画ロケ地にも使われている有名な天文台だ。

エントランスを入ってすぐのホールにあるのは、巨大な振り子。ギリシャ神話の神々が描かれた天井から、約12メートルのワイヤーでブロンズの玉が吊るされており、左右に大きく振れる動きは見ていて飽きない。

館内では月の満ち欠け、地球の自転、太陽系の仕組みなどについて詳しく展示されており、大人もこどもも楽しく学べる。最大の魅力は290席を誇る巨大なプラネタリウム。最新技術を搭載した3種類の異なるプログラムの天体ショーが毎日4〜6回上映されており、たったの7ドル(大人)で鑑賞が可能。ただし、チケットは早めに売り切れてしまうので、到着したらまずカウンターで購入しておこう。

そのほか、館内にはギフトショップやレストランが併設。天文台のテラスからはロサンゼルスの町を一望できるので、記念撮影もお忘れなく。アクセスには車もしくはバスの利用が必要となる。バスはメトロのレッドライン、Vermont / Sunset駅から30分で運行されており、50セントで乗車可能。

訪れる時間帯、夜がおすすめ。天文台は夜10時頃まで開館しており、観光客で混み合う昼間とは違った落ち着いた雰囲気を満喫できる。外に出ればロサンゼルスのきらめく夜景が広がり、カップルで訪問すればロマンチックな時間を過ごせること間違いなし!

グリフィス天文台が位置するグリフィス・パークは、ハイキングスポットとしても有名だ。初心者から上級者までさまざまなハイキングコースが整備されている。マウンテンバイクやサイクリング用の道、乗馬体験ができる施設もあるので、自然を楽しみたい人にはおすすめ。また、動物園やボタニカルガーデン、野外劇場なども点在しており、1日かけて周辺を楽しめるエリアとなっている。

 

映画の世界にどっぷり浸かったり、ショッピングやおしゃれなカフェでセレブな気分を味わったり、大自然でアクティビティを楽しんだり。ハリウッド観光はワクワクが盛りだくさん!