ロサンゼルスから車で30分! ロングビーチで楽しめること
- 2017.07.30
- カリフォルニア/California
ロサンゼルスから車で30分ほど南に行ったところにあるロングビーチは、早朝から深夜まで人々で賑わう大きな港湾都市。ウォーターフロントには貿易港として昼夜働き続ける港湾から、ビーチや水族館などの観光スポット、アウトレットやレストランといったショッピングエリアまで集まり、ビジネス都市とリゾートタウンの融合が楽しめる。
ロサンゼルスからも気軽に訪れられるロングビーチで1日過ごすなら訪れたいスポットを紹介する。
砂浜が眩しいビーチ
ロングビーチはその名が示す通り、白い砂浜がずっと先まで延々と続くビーチ。海水浴客やのんびりと昼寝をする人々で賑わい、砂浜の手前には、海辺に沿って続くサイクリングロードも整備されている。沖合に見えるのは、海に浮かぶ小さな島々と、クイーン・メアリー号や港湾に立ち並ぶクレーンのシルエット。青い空と紺碧の海はとにかく美しく、ただボーッと眺めるだけでも何時間でも楽しめそうなビーチだ。
海水は夏でも日本人にとっては少し冷たいので、海水浴を楽しむなら体温管理をしっかりと。海に入って楽しんでいる人々もいるが、だいたいが白人や現地の人が多い。
最大級の水族館
「パシフィック水族館(Aquarium of the Pacific)」
南カリフォルニアで最大規模を誇る水族館。エントランスを入ってまず目に止まるのが、上空に浮かぶ大きなクジラの親子だ。館内は南カリフォルニアに生息する生物たちのほか、北太平洋や熱帯地域の生物、絶滅危惧種といったさまざまな展示エリアに別れている。所どころには、サメやエイ、ヒトデ、クラゲなどに触れられるふれあいコーナーがあり、こどもにも大人気。鳥類やカエルなどの展示コーナーもあり、4Dの映像を楽しめるシアターなども充実している。
この水族館で体験できるのが、ほかとは違うユニークなアドベンチャープログラム。普段は見ることのない水族館の裏側を見学できるツアーや、水族館から飛び出して、近隣海域でクジラ、イルカ、アシカを見学するツアーなど、このロケーションならではのプログラムは人気が高い。スタッフが専門的な知識を分かりやすく教えてくれるため、こどもだけでなく大人も学びながら楽しめるのが魅力だ。
水族館で楽しんだ後は、建物の奥にあるショアライン・アクアティック・パークへ足を延ばしてみよう。芝生の丘には真っ白なライトハウスが立っており、周辺では寝そべってくつろいだりアウトドアアクティビティを楽しんだりと、思いおもいの時間を過ごす人々が集まっている。野外イベントが開催されることも多い。
ショッピングと食事を楽しめる
「ショアライン・ビレッジ(Shoreline Village)」
海に突き出るように建つウッドデッキには青や黄、赤のカラフルなお店が立ち並び、その脇にはたくさんの小型船やヨットが停泊するハーバー。ここショアライン・ビレッジ(Shoreline Village)は、海の上の小さなショッピングタウンだ。港町らしいみやげ物ショップをはじめ、トルコランプやスイーツ、ロウソク、雑貨など、おしゃれなショップが並んでいる。
また、魚介料理を楽しめるレストランやバーなどもあり、テラスでは海風を肌に感じながらロマンチックなランチやディナーを楽しむこともできる。中央の小さなステージではバンドが陽気な音楽を奏で、周囲にはビールを手に良い曲に酔いしれる人々。曲が変わるたびに観客がステージ前に出て自由にダンスを踊って楽しむ光景は、アメリカならではの陽気さを感じる。
夜になると海岸線沿いにランプが点り、辺りは一気に幻想的な空間に。ハーバー沿いの広場では毎日のようにジャズやヒップホップのライブが行われ、町なかではアマチュアのミュージシャンがオリジナル曲を披露し、あちらこちらから陽気な曲や落ち着いた音楽が聞こえてくる。夜が更けても眠らないこの町で、普段の生活を忘れてゆったり過ごしてみてはいかが。
ロングビーチのランドマーク
「クイーン・メアリー号(The Queen Mary)」
水族館やアウトレットがある湾を挟んで対岸には、赤い煙突が目印の大きな豪華客船が停泊している。クイーン・メアリー号は20世紀半ば頃、ニューヨークとイギリス、フランスを繋ぐ北大西洋横断の定期便として運航されていた。現在は博物館として内部を公開しているほか、ホテルやレストランとしても利用されている。
ここでは年間を通して毎日のようにさまざまなイベントが開催されている。7月4日にはJuly 4thの花火が打ち上がり、9月〜11月の間にはハロウィーンイベントとして客船が恐怖のホーンテッドシップに大変身。クリスマスからニューイヤーにかけては船全体が美しく装飾され、ライブミュージックや家族向けのイベントなどを楽しめる。特別な日には、クイーン・メアリー号でディナーやロマンティックな一夜を過ごせば、生涯忘れられない思い出になるだろう。
それぞれの観光スポットは少し距離があるので歩いて回るのは大変だが、市内を走るバスが整備されているので、バスでの観光がおすすめ。予定が空いた週末は、ロングビーチで1日のんびりしてみるのはいかが?
旅行雑誌、情報誌のフリー編集者兼ライター・フォトグラファー。人種や文化の違いに興味があり、世界中の国々を旅行しては、その地で見た美しい風景や人々、おもしろいと感じたものを写真に収める。世界遺産検定1級所持。
-
前の記事
セレブが集うビバリーヒルズの歩き方 2017.07.23
-
次の記事
ハリウッド観光に外せない名スポット 2017.08.06