LAでクリスマスイルミネーションを楽しめるスポット
- 2019.12.25
- カリフォルニア/California
クリスマスが近くなると町なかの至る所でライトアップの装飾が施され、ホリデーシーズンがやってきたと感じる。
ここロサンゼルスでも、イルミネーションを楽しめる場所はいっぱいある。ショッピングモール「The Grove」には中央の広場に巨大なクリスマスツリーが登場し、ロサンゼルス動物園では「LA Zoo Lights」というライトアップイベントが開催されるなど、11月下旬から1月初旬頃まで、どこもかしこもホリデーシーズン限定のイベントが目白押しだ。
そんななか今回紹介したいのが、LAダウンタウンから南へ下ったところにあるトーランスという町のイルミネーションスポット「Sleepy Hollow Christmas Lights」。開催場所は普段はどうということのない住宅地だが、このシーズンになると見物客の車が押し寄せて渋滞ができるほどの人気ぶり。
住民たちが始めたイルミネーションスポット
Sleepy Hollow Christmas Lightsは、トーランスの南側の住宅地一帯で行われるライトアップのイベント。ホリデーシーズンになると、この一帯の住人が各々の家をライトやオーナメントで飾り付け、通行人を楽しませてくれる。一般人が装飾したとは思えないほど華やかで、まるで公式イベントのように美しくきらめくイルミネーションスポットとして人気を集めている。
これはトーランス市がスポンサーとなって実施するイベントではなく、あくまで住人たちがみずから行っているイルミネーションだそうだ。にもかかわらず、住宅地一帯ではどの家も例外なく装飾を施し、それぞれが美しさを競い合う。もう40年以上の間続けられてきたライトアップで、サウスベイでもっとも美しいイルミネーションの一つともいわれるほど。
美しい光のカーテンを施した家や、BGMに合わせてライトが踊るように動く家、巨大なソリとサンタクロースのオーナメントを庭に置いた家など、どの家も工夫を凝らした装飾で人々を楽しませてくれる。また、ホットドリンクや軽食などを販売している家もあるので、歩きながら1軒1軒見て回るのもおすすめ。
開催場所と回り方
ライトアップの会場となっているのは、Seaside Ranchos Neighborhoodと呼ばれる住宅エリア。トーランスの西側、南北に走るProspect AvenueをPacific Coast Highwayに向かって南下し、PCHの少し手前にあるTulita Elementary Schoolの南側、Avenue Hを左折すると、この住宅エリアに入れる。
ライトアップが施されているのはSharynne Lane、Reese Road、Carol Drive、Linda Drive、Doris Wayなどの通り。
Avenue Hから入る場合は途中で車が通行止めとなるが、Linda Driveを北のPalos Verdes Boulevardから入れば車に乗ったまま見て回ることもできる。ただし、車で回る場合は途中停車して見ることはできないので、自分のペースで回りたい人や写真を撮りたい場合は歩いて回るのがおすすめ。周辺にはストリートパーキングができる場所もあるので、よく確認のうえパーキングを。
ライトアップの開催期間は、毎年11月下旬から1月初旬まで。入場料などはないので、訪れた人は自由に見て回ることができる。午後5時頃から点灯され、10時に消灯となる。休日は特に混雑が予想されるので、平日の日の入り頃に訪れるとゆっくり見て回れるだろう。
旅行雑誌、情報誌のフリー編集者兼ライター・フォトグラファー。人種や文化の違いに興味があり、世界中の国々を旅行しては、その地で見た美しい風景や人々、おもしろいと感じたものを写真に収める。世界遺産検定1級所持。
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