ロサンゼルス郊外にある、壮大な風力発電所がすごい!
- 2020.06.12
- カリフォルニア/California
観光名所ではないけれど、ロサンゼルス近郊でぜひ1度は見ておきたい壮大な風景の一つに挙げられるのが、「Sea West Wind Power」。ロサンゼルスから東へ2時間ほどハイウェイを車で走って行くと、何もない砂漠地帯に突如として現れる無数の風力発電群だ。
ここは、アメリカでもっとも古い風力発電基地。だだっ広い平野には2700もの風力タービンが設置されており、およそ30万世帯を補えるほどの電力を生産しているのだそうだ。
この砂漠地帯は周囲を3500メートル級の2つの山に囲まれており、その環境がより強い風を生み出している。この地に吹く風の速度は時速約129キロ。その威力はハリケーンにも勝るという。
何もない広大な砂漠エリアに数え切れないほどの風力タービンがそびえ立つ様子は圧巻だ。脇道に車を停めて外に出てみると、あたり一帯をごうごうと吹きすさぶその風の威力を実感するはず。足を踏ん張って立っていないと、体ごと飛ばされそうだ。
風力発電群はI-10と呼ばれるフリーウェイ沿いに広がっているので、車の中からも見ることができる。もし時間に余裕があるなら、どこかで一旦フリーウェイを降りて、安全な場所で車を停めて外へ出てみよう。危険なので、くれぐれもフリーウェイの路肩に停めないように。風が強いので、サングラスや帽子を持参することをおすすめする。
砂漠のリゾート地として人気のパーム・スプリングスは、ここから目と鼻の先。せっかくここまで訪れたなら、ぜひパーム・スプリングスにも立ち寄ろう。
パーム・スプリングスの詳細はこちらへ⇨www.tripensemble.com/palmspring
旅行雑誌、情報誌のフリー編集者兼ライター・フォトグラファー。人種や文化の違いに興味があり、世界中の国々を旅行しては、その地で見た美しい風景や人々、おもしろいと感じたものを写真に収める。世界遺産検定1級所持。
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